種と花
(The Seed and the Flower,1916)



 1916年、第一次大戦中に書かれたもので、『救護所への道』と同じく、戦うべきか戦わざるべきかと云うテーマを扱っているが、何人もの登場人物が互いに入れ替わる寓話的な話になっている。原文ではクエーカー教徒独特の言葉遣いが為されていて、普通は"you"とするところを"thou"と古い単語が用いられており、本訳では敢えて平明な訳にしたので分からないものの、雅文調の福音書の様な雰囲気が醸し出されている。


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