『死よ生の中へ』より「時と永遠」
(Time and Eternity, from Death Into Life, 1946)



 『死よ生の中へ』の七つの間奏曲の内のひとつ。自伝的要素を織り込んだ詩的で情熱的な文章で、ステープルドンが未来の妻となるアグネス・ミラーと1903年に出会った時の思い出が語られている。彼は後年この時のことを特別のものとして語っており、彼の創造的な才能が花開いた瞬間であるとしている。

 永遠についての考察は詩人や哲学者が好んで行うものではあるが、ここでは良くも悪くもステープルドンの想像力のロマンティックな豊かさとその限界が実にはっきりと現れている。


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