実験
(The Experiment,1935)



 初出はUnusual Stories,1,No.1(1935/5-6)。催眠術眠りを利用した手段によって異世界の光景を実況させると云うアイディアは、ポオの「ヴァルドマァル氏の病症の真相」やウェルズの「手術を受けて」、或いはラヴクラフトの「眠りの壁の彼方」等これ以前にも傑作が多いが、この僅か数頁でバーロウは何と人類の滅亡を描いている。冒頭で如何にもパルプ的なおどろおどろしい舞台装置を用意している割にはスケールの大きな作品である。


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