初出はThe Sea Gull,No.37(1933/05)。S.T.ヨシ氏他編のEyes of the God(2002)の表題作である。明らかにラヴクラフト・サークルのものと判る作品で、特にバーロウ独自のコズミックなテイストが出ている訳ではないが、表題作なので何となく訳出してみた。
陳列されている像が動き出すと云うアイディアはラヴクラフト・サークルではよく使われ、代表的なものとしてはフランク・ベルナップ・ロングの'The Horror from the Hills'(1931)や、ヘイゼル・ヒールドの'The Horror in the Museum'(1933)*等が挙げられる。