或る夢
(A Dream,1935)


 初出は The Dragon Fly,No.1(1935/10/15)。夢や幻想の論理による現実の事象の侵食は怪奇幻想小説でよく取り上げられる主題であるが、語り手のいる次元が転換する展開を見せると云う点に於て、本篇はバーロウの未来ものの中でも読後感が比較的はっきしりている。原文にはやや芸のない語法も見られるが、全体的には密度の高いものに仕上がっている。



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