『翡翠の飾り物』
(Ornament in Jade,1908〜1924)


 10篇から成る散文詩集だが、このシリーズを一言で言い表すのは難しい。はっきり超自然的な要素が出て来る訳ではなく、どちらかと言えば文芸小説の領域に近い。だが何れも繊細な感性を以て凶々しい風景を見ることの出来る幻視者でなければ描けない作品ばかりであり、思わずウッと立ち竦んでしまう様な儚く美しい描写に満ちている。構成は以下の通りである。



薔薇の園
トゥラン人
理想家
妖術
華典
心理
責苦
真夏
自然
聖なるものども



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