まだ残る火照ったそこに手を当てて 世界の |
爆発を求めてぐるぐる踞る 穢れたそこにそっと口付ける |
轟けとばかりに悲鳴を押し殺す 僕等の明日に光は有るのか |
途絶えたら後は荒れ野と成るばかり 変われなかった亡者の末路 |
切迫した没落の色に染まる空 未だ取り尽くしてはいない可能性 |
目の前で流される血を素通りし 更なる彼方を凝視する罪人 |
未だ止まぬ革命の季節が朽ちて行く 目覚めの時の遂に来ぬ儘 |
憤懣は誰に向けられたものなのか 未だ来ない顔永遠に来ない顔 |
擦り剝いた膝小僧にこそ勲章が 輝くと思う奴等よくたばれ |
荒れ狂う嵐と言うより降り頻る 真雪の様に崩壊は来て |