反射する遠い閃光贖罪の
  用意は未だ出来てないのに



ぐっしょりと濡れたパジャマを着替えても
  まだ消えぬ夢(うつつ )より深く



既製品使わぬことに腹立てる
  mobより逃れたく知恵絞る



スーツ着て異端審問受けに行く
  結果は勿論有罪死刑



颱風の威力の無さに失望す
  我を運んでくれる風待つ



ムラムラと怒りの如く湧き上がる
  スモッグの下息継ぎをする
    グッと大きくなる頭痛肺



吐き気に寒気に頭痛を堪え
  一箇の肉体として勤務す
    斯くて浮世は平和なりけり



照明が影作り出す高架下
  光の弁証法の展開



ずきずきと脈打つ頭載せた儘
  街往く我が膨張してゆく………



汚染され濁った空が透けて見ゆ
  痛みと叫びきりきり不快



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