さやさやと逆撫でしたる微風哉
  我の落とし子暗闇で泣く



下り来る山の恐怖を待つ我等
  雪の中には万辱の石



しずしずと冒涜*の刻差し出す手
  罰を与うる鏡返して



彼等にも覗き込む目はありたるや
  演技過剰と台本の欠如



分心の読み合い合戦繰り広げ
  何故に飽きぬか知性体として



雲間には我を待つ目が覗きたるか
  街灯の下小石を蹴る



重層す眼差しと生振り分けて
  単純な生素直に生きる
    (ことが出来たら苦労はしない)



雲海に滴り落ちる欲望を
  足蹴にし我布団に潜る
    彼方の虹はどの莫迦の心



俯いて嘔吐堪えて耐えた墓
  墓碑銘文には私の生を



くるくると巡る視線に酔ったやら
  雨垂れの下思想乱る






*「さんずいに賣」は川流のパソコンでは上手く変換出来ませんでした。スミマセン………。


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