低空に夜毎に浮かぶ夜間灯
  危険な空が街に被さる



黒岩の陰に潜める矮人は
  鍵持っているか陰智の鍵を



めきめきと腕を上げたる処刑人
  利潤追求に飽く限界は無し



白い牙抜かれて吠える狼が
  信じられぬか当然の不審



倦怠以外の何物も
  生き残れぬよな暑い日に
    涜す*至聖の顔思い出せぬ



やんわりと断るかアレ久々に
  愚劣振る舞う馬鹿嬉々として



零れ落つ星の煌めき手に取って
  静かに笑う小さき生命 (いのち )



昨日見た同じ風景前にして
  白む空には星が一滴



放射線浴びて片輪になるよりは
  手足失う方がましなのか



柔らかな微光の霧に身を委ね
  全知夢見るかなしき冬の日






*「さんずいに賣」は川流のパソコンでは上手く変換出来ませんでした。スミマセン………。


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