細い目のおかっぱ頭の小さな()
  首を持ったらぽっきり折れそな



あちこちにメモをこっそり隠して回る
  世界を言葉で埋め尽くさんと



典礼に悖る野蛮も甚し
  礼服姿のジャッカル共よ



掠れたる声を嗄して地に満ちる
  知恵をつけたる蛭共に訊く



雲間よりブラキオサウルスが首出して
  仔犬の様にこちらを見詰める
    パレットが落ちて平たく潰れる



四六時中持たる持たざるどれだけと
  捏造された幸せを
    垂れ流したる大衆の会話



卑しきは低きに流ると謂うけれど
  精力的なる愚人の一団
    今日も紙面を無意味に埋める



冗談を言って笑ったあの頃の
  強迫的なる楽しむ近く



劣化する豚の挽肉掻き混ぜて
  目新しいよな刺激はないか



神経を張り巡らせた血の大地
  (いかづち )落とし収縮を起こす



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