浅雪に足跡つけて無人の家へ
  同じ足跡辿って帰る



ネフレド=ヤルガの婚礼に
  (まさかり )持ってお祝いに
    今宵はきっと楽しい宴



さあてそろそろお楽しみの時間
  ベッドへ入って目を閉じて
    忘れた夢を思い浮かべる
      今夜はきっと素敵な悪夢



風巻いてエンジン音もけたたましく
  隊伍を組める蒼白の騎手



「標準化」された言語を喋るひと
  画一と統一 功罪の天秤



背嚢に泥詰めたよな帰り道
  収穫の多さが却って空し



逆説的なれど太々しくなりて
  Zeuberbaumは根を張り巡らせり



破裂した風船の様に横たわり
  喉で口笛吹く午前二時



写真見て思い出さるる狭い部屋
  耐久年度の低い家屋よ
    いっそぶち壊して
      こうしてやる!
      こうしてやる!



狂い死にしたるは悲し
  乗りてペダルを漕ぐ朝曇り



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